【巨人】大城の正念場


大城 卓三(おおしろ たくみ、1993年2月11日- )は、沖縄県那覇市出身のプロ野球選手(捕手、内野手)。右投左打。読売ジャイアンツ所属。 2歳年上の兄・昌士(元・西部ガス硬式野球部)と、双子の兄・建二(元・トヨタ自動車硬式野球部)がおり、3兄弟揃って東海大学付属相模高等学校、東海大学に進学して
28キロバイト (3,510 語) - 2022年9月1日 (木) 06:32



クライマックスシリーズ進出を狙う巨人。その中で攻守のキーマンになるのが大城卓三だ。
 捕手はチームを勝利に導いてこそ、評価が上がる。伊東勤、古田敦也、谷繁元信、阿部慎之助……名捕手と呼ばれた選手たちはチームの黄金時代に司令塔として光り輝いた。
 大城に対する風当たりが強くなっているのも、チームが下位に低迷していることが大きな要因だろう。昨年は自己最多の125試合に出場して打率.231、11本塁打、37打点。リーグトップの盗塁阻止率.447をマークしたが、チームが9月以降に10勝25敗8分の大失速で優勝争いから脱落した。大城も先発マスクから外れるなど悔しい思いをした。
 今季も試練が続いている。打撃の状態が上がらず6月2日に登録抹消された。故障以外でファーム降格はプロ5年目で初。その後も新型コロナウイルス感染で戦線離脱した時期はあったが、打撃の状態は上向いている。99試合出場で打率.252、11本塁打、35打点。セ・リーグの他の捕手と成績を見比べると、決して悪い数字ではない。今月3日の阪神戦(甲子園)では藤浪晋太郎から同点の5回に左前適時打。この一打が決勝打となり、連敗を3で止めると共に自力CSの可能性が復活した。ただ、チームは春先に首位を快走していたが、5月以降は下降線に。優勝争いから脱落し、借金7と厳しい戦いが続いている。
 巨人を取材するスポーツ紙記者は、大城についてこう分析する。
「打撃は間違いなくリーグトップクラスです。もちろん能力を考えればもっと活躍してもらわなければいけない選手ですが、物足りなく感じるのは阿部慎之助(現作戦兼ディフェンスコーチ)の現役時代と比べてしまうからだと思います。あとはリード面ですね。配球について疑問を呈されることが少なくない。どの組み立て方が正解とは言えない世界なので難しいのですが、一部の巨人ファンから小林誠司を起用したほうがいいという声が上がっている。大城はチームを勝たせられる正捕手になれるか、正念場を迎えている」




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…クライマックスシリーズ進出を狙う巨人。その中で攻守のキーマンになるのが大城卓三だ。  捕手はチームを勝利に導いてこそ、評価が上がる。伊東勤、古田敦也、…
(出典:週刊ベースボールONLINE)