【日本ハム】レギュラーのボーダーライン・・・・・・・・・



今季の得点力不足を象徴するような試合だった。一回無死一、二塁、七回には無死満塁と好機をつくりながら、決め手を欠いて2試合連続の0封負け。クライマックスシリーズ進出の可能性が完全消滅し、4年連続のBクラス(4位以下)が決まった。
 試合後、新庄剛志監督(50)は「前から決まってるやん」とあっけらかん。「今年は成長の年。もうみんなを開幕から全員使って、見極めさせてくれって。けっこう若い子たちも経験できた」と手応えを語った一方、リーグ優勝を狙う来季に向けて厳しい言葉も発した。
 「これだけチャンスを与えて(打率)2割2分以下の選手は、やっぱりつかめなかったとしか判断できない」とピシャリ。「自分のせいですからね。チャンスをあげて、結果が出せない。それはもう、どうしようもないから。来年のレギュラーは厳しいかなっていうふうな時期なので」と続けた。
 この日の試合でも、厳しさをのぞかせたシーンがあった。3点を追う七回、無死満塁のチャンスをつくったが、2年目の今川が三ゴロ併殺打に倒れ、好機を逸した。「満塁で行くのもバッターもプレッシャーがかかる。チャンスで打てる強いバッターになってくれたら成長の一つでもある」とかばいつつ、九回2死一塁の場面では今川に代えてアルカンタラを代打で起用した。
 「ああいうところで打てなかったら、危機感を感じてほしい。この世界は、誰でもそういう道は通ってきていると思う」。悔しい結果に終わった選手に刺激を与えて、さらなる奮起を促した。
 シーズンは残り15試合。現時点で指揮官が定めたボーダーラインの「打率2割2分」を超えている選手は多くない。ポストシーズン進出の可能性は完全についえたが、ビッグボスは来季の戦力を見極めるべく目を光らせる。




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(出典:道新スポーツ)