セ・リーグ1、2位　阪神岡田監督とカープ新井監督、勝利に導くコミュニケーションの流儀とは?　言語学と心理学の学者に聞く : スポーツの鑑　まとめNEWS

プロ野球セ・リーグ1位の阪神と2位の広島東洋カープ。強さを発揮できたのは、チームを率いた監督2人の存在が大きかっただろう。阪神の岡田彰布監督（65）と広島の新井貴浩監督（46）には采配だけでなく、その言動にも多くの注目が集まった。

　褒め方や叱り方を研究する心理学者でカープファンの向居暁さん（県立広島大教授）に「新井流」、言語の理論的分析や日本文化論に詳しい阪神ファンの石井隆之さん（近畿大名誉教授）に「岡田流」のコミュニケーション力を語ってもらった。

新井流　失敗を責めず、チームに一体感
カープの新井監督

　良いときは気を抜かず、悪いときも落ち込まない。新井監督からはそんな様子がうかがえます。選手が勝利に向かう闘志をうまく引き出していますね。

　新井監督は失敗を責めません。「ミスはある。次が大切」「打たれることもある」など試合後のインタビューにはこうした言葉がよく出ています。

　失敗は学ぶ機会という姿勢が明確なんですね。失敗を責めると、人間は積極的な行動ができなくなります。逆に「失敗しても大丈夫」という心理的安全性があれば、自分の実力を発揮しやすくなるのです。

　新井監督は調子の悪い選手に対して「疲れている」と状態の指摘はしても、決して能力の否定はしていません。ミスは練習で改善し、成長しようという考えがチームに浸透しました。学校でも失敗を責めない姿勢が子どもに伝わると、伸び伸び挙手や発言ができる。失敗してもよいと思えるから、挑戦しようとし、挑戦するから良い結果も多くなるのです。

　監督とはいえ、目線が選手と同じなのも新井流。選手をニックネームで呼び、サヨナラ勝ちでは誰より早くベンチを飛び出して喜ぶ。負けた最終戦は「みんな悔しいと思うし、自分も悔しい」と話します。感情むき出しという印象です。

　何年か前まで一緒にプレーしていた仲間で、距離感がこれまでの監督とは違うんでしょうね。喜びを分かち合う時は感情的であっていいと思います。逆に〓る時には感情を抑え、冷静になることが求められます。

　心理学では、PM理論というリーダーが取るべき行動の理論があります。目標やルールといった「パフォーマンス」のP、人間関係などの「メンテナンス」のMの二つが大事とされます。新井監督はメンテナンス重視ですね。選手を認め、自信を持たせるのが上手なようです。居心地のよい集団を作り、モチベーションを上げました。

　負け試合では、よく「選手は頑張っていて、問題は自分の采配だ」と言いましたね。選手も素直に「次も頑張ろう」と立ち上がれるのです。セ・リーグ2位という成績は、監督が選手と信頼関係を築いてきた結果ではないでしょうか・・・・

＜関連する記事＞

セ・リーグ1、2位　阪神岡田監督とカープ新井監督、勝利に導くコミュニケーションの流儀とは?　言語学と心理学の学者に聞く
　プロ野球セ・リーグ1位の阪神と2位の広島東洋カープ。強さを発揮できたのは、チームを率いた監督2人の存在が大きかっただろう。阪神の岡田彰布監督（65…
（出典：中国新聞デジタル）

＜関連する画像＞

（出典 Yahoo!ニュース - Yahoo! JAPAN）

＜関連する動画＞

＜ツイッターの反応＞

Hiroaki_Irie
@hiro_iri

セ・リーグ1、2位　阪神岡田監督とカープ新井監督、勝利に導くコミュニケーションの流儀とは?　言語学と心理学の学者に聞く(中国新聞デジタル) #Yahooニュース news.yahoo.co.jp/articles/9484d… 持ち上げすぎや

（出典 @hiro_iri）

ranze
@pappillon33

セ・リーグ1、2位　阪神岡田監督とカープ新井監督、勝利に導くコミュニケーションの流儀とは?　言語学と心理学の学者に聞く（中国新聞デジタル） news.yahoo.co.jp/articles/9484d…

（出典 @pappillon33）

俺たちのカープ速報｜広島東洋カープ5chまとめブログ
@QDzo9W9CJQd5t3i

セ・リーグ1、2位　阪神岡田監督とカープ新井監督、勝利に導くコミュニケーションの流儀とは?　言語学と心理学の学者に聞く(中国新聞デジタル) #Yahooニュース　#広島カープ　#岡田監督　#新井監督 news.yahoo.co.jp/articles/9484d…