来日2年目のシーズンを迎えるミエセス「日本の野球はすごくレベルが高い」

 阪神は岡田彰布監督の元、球団史上初のリーグ連覇、連続日本一を狙う。若き選手たちが自信をつけ、充実した戦力を誇るチームは優勝候補の一番手だ。今回、Full-Countでは来日2年目を迎えた猛虎の助っ人に注目し、ヨハン・ミエセス外野手にインタビューを行った。チーム、ファンから愛される“ミエちゃん”の今季にかける思いに迫った。前編は助っ人としての使命感。

 ミエセスは来日1年目の昨季、53試合に出場して打率.204、4本塁打、14打点と不本意な成績に終わった。それでも、岡田監督やチームメートから「ミエちゃん」と、呼ばれるほどの愛されキャラ。リーグ優勝後のビールかけ会場でも「成績にちなんだ暴れ方をしてください」と、“愛のいじり”を受けファンを沸かせていた。

 ただ、助っ人は結果が全て。1年1年が勝負になる。ミエセス自身もそれは十分に理解している。来日前はカージナルス、レッドソックス傘下などでプレーしてきた大砲も、1シーズンで日本のレベルの高さを痛感した。

「去年は1年を通してチームとしては良いシーズンだった。個人的には満足した成績は残せなかったけど。日本の野球はすごくレベルが高い。競争心があり、全員が高いレベルで競い合っている。自分がやらなければいけない点は理解している。オフに帰ってからも毎日、そのことを続けてきたんだ」

 昨オフに成績以上の存在感と、ポテンシャルの高さ、2年目での対応力に期待を込め残留を勝ち取った。春季キャンプでも精力的に練習に取り組み、初実戦となった2月11日の紅白戦では「9番・DH」で出場し第1打席で左翼席へ“チーム1号”となる豪快弾で存在感を示した。

取り組んだ新たな打撃フォーム「打撃においては頭の中で整理できた」
 日本の投手に対応するために取り組んだ新たな打撃フォームは、少しずつだが形に表れている。昨年までは左足を上げて打っていたが「足の幅を広げる形に変えている。打撃においては頭の中で整理できた。もちろん、メンタルの部分でも落ち着いているんだ」。スタンスを広げ、すり足気味の新フォームには手応えを感じている。

「日本の投手は素晴らしい投手ばかりだからね。去年は対戦した全投手とタイミングが取れなかったよ(笑)。ドジャースに移籍した山本由伸投手の投球は凄かった。とても印象に残っている。母国の家族は試合の結果を見て、常に僕のことを応援してくれている。その期待にも応えなければいけない」

 チームのレギュラーポジションは大山悠輔、中野拓夢、佐藤輝明、木浪聖也、近本光司が確定的な状況。外野手は両翼をノイジー、森下翔太、前川右京、野口恭佑らで争うことになる。能力の高い選手が揃うだけに、うかうかしている暇はない。

「これからもプレーを続けていくには自分の数字も大事になる。だが、個人が良くてもチームが勝たなければ面白くない。まずはタイガースが優勝すること。やっぱり優勝したいからね」

 持ち前の長打力を勝負所で発揮し、今年は胸を張ってグランドに立ち続ける。シーズン最後には岡田監督からビールかけで“大暴れ”を確約される成績を残すつもりだ。




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(出典:Full-Count)

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